ベアリング・チューニング
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ミニ四駆・ベアリングチューン

めちゃめちゃよく回るベアリングにするために

 

ミニ四駆マシンにはボールベアリングが随所に使われます。

タイヤシャフトの軸受け、ローラー、ギヤシャフトの軸受けなどなど。

メタル軸受けや滑り軸受けよりもボールベアリングに変更する事でマシンのレベルアップに繋がります。

 

僕は機械系の仕事をしているので日頃ベアリング類を扱う事が多々あります。

その点、一般の方よりもベアリングだけは多少知識ある方かと思います。

またミニ四駆にはまる前は魚釣りを本気でやっていた事もあり、

釣り道具のリールに使われるボールベアリングについてケミカルチューンを熱心に行っていました。

その時の経験が違う趣味となったミニ四駆にも生かしています。

 

今回の記事は僕がミニ四駆で行っているベアリングチューンについて紹介します。

 

ボールベアリングには内輪と外輪があり、その中に小さな鋼球が複数入っています。

中に入っている鋼球がコロコロと回る事で、回転をスムーズに行う役目を担います。

鋼球の潤滑保護や外部からの異物混入防止のためシールドが施されているタイプもあり

ミニ四駆ではメタルシールドとラバーシールドがタミヤから販売されています。

ミニ四駆で良く使われる620は外輪が6mm、内輪が2mmを意味しており、520は外輪5mm、内輪2mm。

座学が長くなってしまいそうなので・・・

よく回るベアリングにするためのチューニングを紹介します。

 

最初に注意点!

このチューニングを施すとメンテナンス頻度は頻繁に行う必要があります。

また鉄製ボールベアリングの場合、長期放置した場合に錆が発生し最悪使い物にならなくなる事もあります。

そのリスクを御理解頂いた上で

グルグル良く回るベアリングにしたいと方は下記手順をお試し下さい。

 

 

①新品ボールベアリングの慣らし

新品をすぐ脱脂される方が多いですが、これとっても大事です。

新品のベアリングには内部に防錆、潤滑目的の比較的高粘度なグリスが封入されています。

その状態で多めに回転させる事で中の鋼球を均すのが目的です。

上写真のようにベアリングを嵌めて、電動リューターで回転させます。

回転は正転、逆転させ軽く負荷をかけます。

僕は外輪部にスポンジを当て最低10分間は回すようにしています。

 

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②ボールベアリングの脱脂

続いてボールベアリングの脱脂を行います。

ベアリング内部に封入されているグリスをパーツクリーナーを使って脱脂します。

ライターオイル(100均で入手可)でも簡易的な脱脂は行えますが、パーツクリーナーを推奨します。

パーツクリーナーも多々ありますが特にコダワリがなければ

ワコーズ BC-9  これ一択です!

小瓶にベアリングを入れ、その中にBC-9を吹き付けます。

ベアリング全体が埋まる程度の量で構いません(BC-9もったいないし・・・)

その小瓶を10分ほど振ると中のパーツクリーナーは溶けだしたグリスなどで結構汚れるはずです。

ベアリングをピンセット等でつまんでキムワイプの上に乗せ軽くふき取ります。

汚れたパーツクリーナーを廃棄し、また小瓶にベアリングを入れてBC-9注入。

10分ほど小瓶を振り続け、2次洗浄作業終了。

1次洗浄の時よりパーツクリーナーの汚れはかなり少ないはずです。

またキムワイプで簡易拭き取りをし、2次洗浄したパーツクリーナーを廃棄。

また小瓶にベアリングを入れBC-9注入し最終洗浄を行います。

最終洗浄はパーツクリーナーに浸漬させた状態で1日以上放置させた方が確実です。

放置後軽く振ったベアリングをキムワイプに乗せ軽くふき取り、1時間ほど放置すればベアリング内のBC-9も揮発してなくなるはずです。

細かい事を言うともう少し色々とありますが、これで高レベルの脱脂作業の終了です。

注意点はベアリングは直接手で触らない(皮脂がついてしまうので・・・)

屋内作業の場合は換気しましょう(BC-9は揮発します)

③マイクロロン処理(メタルトリートメント)

メタルトリートメント剤として優秀なマイクロロンを使います。

マイクロロンは熱をかける事により金属表面に強力な被膜を形成します

金属同士が擦れるのを防止するための工程です。

 

①小瓶に脱脂したボールベアリングを入れ、マイクロロンに浸漬させます。

②軽く小瓶を振って、ベアリング内にマイクロロンが行きわたるようにします。

③キムワイプ上にベアリングを乗せ、荒くふき取ります。

④ベアリングを熱をかけても平気な容器に移します。

⑤ヘアドライヤでベアリングを直接1分間加熱します

(長時間やりすぎると焼き付いてしまうため注意)

⑥ベアリングをシャフトに通し軽く回転させる

(加熱直後はかなり熱いので火傷注意)

 

マイクロロンの被膜はかなり薄いため①~⑥の作業を最低3回繰り返します(推奨は5回)

これでマイクロロンのメタルトリートメント処理は終了。

 

マイクロロンには潤滑機能はありません!

お好みのオイルを少量(ほんとに少量)塗布して下さい。

 

お勧めオイルはドライベアリングとして使うのであれば

レボリューションBB

*レボリューションBBが揮発するまで回転させて下さい

 

中粘度でやや耐久性を持たせたい場合は

MT02(釣り道具用)

 

 

上記をすべて行って頂ければ見違えるほど、もの凄く回るベアリングになるはずです!

空転させた状態なら長時間回るベアリングになります。

ここまでやって、ゴリゴリする感じがあり回らないベアリングの場合・・・

そのベアリングは残念ながらハズレと諦めて下さい。

 

余談ですが知人のハンドスピナーに上記処理を施したところ、処理前と回転時間は10倍以上になり大変驚いていました。

 

ミニ四駆のベアリングは空転性能だけでなく、負荷が掛かった際の性能を求める場合もあります。

今回は長くなってしまったので、その話はまた今後記事にします。

 

長文失礼しました。

最後までお読み頂きありがとうございます!

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