
モーターブレークイン(モーター慣らし作業)
・水中慣らし編
ミニ四駆パーツの中でかなり重要度の高いパーツになるモーターについて。
ブレークイン(慣らし)を行う事によって、かなり性能をアップさせる事が出来ます。
ミニ四駆モーターには金属ブラシとカーボンブラシの2種類があり、モーター種類によってブレークイン手法が異なります。
また手法や意見についても人それぞれなので、それだけ正解がない分野なのかもしれません。
今回は僕が今までやったモーターブレークインの中で比較的簡単、且つ効果が出やすい水中慣らしについて記事にします。
今回の対象モーターは
ハイパーダッシュモーターPRO ジャパンカップ2018 になります。
(カーボンブラシ採用のモーター)
僕はモーター慣らし機や安定化電源を持っていません・・・
その為モーター慣らしは電池にて行います。
その為タミヤの楽しい工作シリーズ・単3電池ボックスを使います。
(写真は間違えて購入してしまった単4電池用です・・・)
これは正転、逆転を簡単に行えるので一つ持っていると便利です!
電池ボックスの電線の先にワニ口クリップをつけておくと作業性が向上します。
VSシャーシ用のモーターベースにモーターを組み付けると、より作業しやすくなります。
まず新品モーターを開けた状態での回転数を計測します。
計測にはスマートホンのアプリ”Giri"を使用します。
モーターがまわる際の音を拾って回転数表示してくれる便利アプリです。
開封しただけの何もしていないモーター回転数は21,398回転
(電池の電圧は1.5Vを2本で3Vになります)
ここからブレークイン(慣らし作業)をしていきます!
モーターを沈められる位の水を入れられるお皿かマグカップを用意します。
そこへ50度くらいのお湯を入れます。
(僕はお風呂場で一番高い温度のお湯を入れました 45度くらい??)
やけどに注意してください!
① そのお湯の中にモーターをドボンと入れて、モーターを正転で回します。
時間は2分間!
途中でモーターの回転数が落ちてきたら(音でわかります)
お湯からモーターを取り出し、軽く振って中のお湯を抜き再度ドボンと投入します。
② 2分まわしたら2分ほど放置。
モーターの軸に若干粘度の高いオイルを塗って馴染ませます。
③ またお湯の中で2分間モーターを回します。
④ 2分放置し、オイルを塗って馴染ませる。
その後は③、④を4回(計5回)同じ作業を繰り返します。
全て終わったら内部に入った水を抜くため、モーターをよく振ってください。
水を抜いたらモーターの軸にオイルを少量塗布し馴染ませてブレークイン作業完了!
気になる回転数は23,175回転(3V時)
1,777回転(約8%UP)多く回るようになりました。
今回はあまり効果ありませんでしたが、過去にやったモーターでは3,000回転以上多く回る事もありました。
ハイパーダッシュモーターはカーボンブラシ採用のモーターで、他に低回転で時間を掛けてブレークインさせる手法などもあります。
今後他のブレークイン手法との比較した記事もかくようにします。
なぜ水中で、お湯でモーターを慣らすと良いのかはわかりませんが、効果はあります。
諸先輩方から教えて頂いた手法になります。
まだ 水中モーター慣らし をやった事がない方はお試し下さい。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます!