
ミニ四駆MSフレキシブルマシン製作フロント提灯ユニット
ピボット機能付ATバンパーと連動するフロント提灯ユニットを製作します。
ボディカバー全体を前後に稼働させるための提灯ユニットになり、
ATバンパーと連動させる事で最大限の効果を発揮させる事が出来ます。
左右にマスダンパーを低い位置に置く事でミニ四駆マシンの挙動を安定させます。
ジャンプした場合はボディカバー全体とシャーシ本体に隙間が生まれる事により
着地後のミニ四駆マシンの跳ね上がり防止効果もあります。
そして!
提灯ユニットが上方向に動いた場合、ピボット機構付ATバンパーと連動するので
フロントローラーのスラスト角がきつくなりミニ四駆コース内に吸い寄せられるようにマシンをコースへ入れられるようになります!
レーンチェンジ対策であらかじめスラスト角をきつくしておくと、全てにおいてブレーキを掛けながら走行しているようなものです。
かといってスラスト角を限りなく0にするとレーンチェンジなどでコースアウトしてしまう・・・
そんな両方を一度に解決してしまうのが
フロント提灯ユニット + ピボット機構付ATバンパー です!
・FRPマルチ強化プレートパーツNo.15193 数量:1 定価:200円
*カーボン製の方が良いのは言うまでもありません・・・
マルチ強化プレートをタミヤマルチテープ巻いた箇所についてカットします。
僕は電動リューターを使ってカットしました。
電動リューターでカット後、ヤスリをつかって成形します。
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続いて後ろ側(写真右側)は長く必要ではないので、穴2つ分を切り落としてしまいます。
写真右側の穴はネジと可動する部分になるので、ハトメ圧入作業を行います。
ハトメの圧入作業はATバンパー製作時の過去記事を参照下さい。
これで左右アーム部分の加工は終わりです。
このアームには瞬間接着剤3Sを使って、必ず補強をしておきましょう。
続いて
マスダンパーを設置する部分について加工していきます。
下写真のように左右の外側2カ所をカットして切り落とします。
真ん中の下写真の赤丸で囲った部分は、MSシャーシ強化ギヤカバーに若干干渉してしまいます。
0.5mm程度をヤスリで削り落とします。
トラスビスと小ナットで固定し、MSフレキシブルマシンに載せます。
ミニ四駆走行中にズレたり曲がったりしやすいので、僕はここにねじ緩み止め防止剤を塗布しています。
瞬間接着材だとすぐに硬化してしまい位置調整が出来なくなってしまいます。
ネジ緩み止め防止剤であれば位置調整も行え、乾いた後はそこそこ強度があるので重宝します。
この位置出しは左右で対称となる部分を、実際のミニ四駆マシンにつけながら作業を行いましょう。
マスダンパー(おもり)を搭載する部分なので、左右で偏っているとマシン挙動に影響してしまいます。
今回マスダンパーは下記をチョイスしました。
パーツNo.15459 数量:1 定価:620円
このマスダンパーに少しだけ手を加えます。
マスダンパー穴の入り口部分に3.5mmドリルを使いテーパー形状に拡張します。
マスダンパー穴の角が立っているため軸となるネジと擦れる際動きが悪くなってしまいます。
その動きを少しでもよくする目的になります。
上下の2カ所行ってください。
マスダンパーの軸となるネジは25mmにしました。
マスダンパーはミニ四駆コースによって重くしたり軽くしたりと変更する事が多いため
2mmアルミロックナットでサンドイッチする形で固定します。
マスダンパーはなるべく地面に近い位置へセッティングする事で、ミニ四駆マシンの低重心化に繋がります。
(地上高:1mm以上のミニ四駆レギュレーションに注意)
フロント提灯ユニットの左右アームの一番後ろにボディカバー取付用のネジを立てます。
あまり長いネジは必要ないので僕は10mmを使いました。
出来上がったフロント提灯ユニットをピボット機構付ATバンパーの支柱に固定します。
僕はスライドダンパースプリングのソフト(黒)、メタル軸受、ロックナットで組付けしました。
これで完成!!!
フロント提灯ユニットが上方向に動けばATバンパーが連動して傾き、
一時的にスラスト角がきつくなりコースアウトを防いでくれます。
この組み合わせギミックはかなり強力な武器となってきれます。
まだ試した事がない方がおられましたら、一度チャレンジしてみて下さい。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます!